京都出張
今月初めの定休日は弊社が加盟しているボランタリーチェーンの
会合がありましたので京都に行ってきました。
会合は午後からでしたので会合が始まる前に少しだけ散策してみました。

観光地は観光客が凄そうなのでパスしてマニアックな場所を訪れてみました。
こちらの門は下京区西新屋敷町にある「島原大門」といって日本最古の
公許遊廊島原の正門で、島原エリアを東西に繋ぐ道筋の東端に位置します。
幕末の勤王志士や新選組が足繁く通った日本初の公許花街・島原は
和歌俳諧等の文芸が盛んで、今も多くの文化人に愛されています。

門から一歩中に入ると普通の住宅が並んでいます。
道を進んでいってパッと目に入るのが・・・・

「輪違屋」です。
元禄創業の由緒ある置屋で、太夫を抱え島原で唯一営業を続けているそうです。
安政4年に再建され、壁に紅葉を塗り込むなど斬新な意匠が施されており、
近藤勇の屏風や桂小五郎の掛軸を所蔵しているとのこと。
京都市の登録有形文化財に指定されているので中を見てみたかったのですが
通常は一般公開されていないとのことでした。残念。。

刺さったら痛そうー


さらに住宅街を進んでいくと・・・

素敵な建物を発見!

「角屋」です。
島原開設当初から続く揚屋で円山応挙・与謝蕪村など一流画家の作品を
数多く所蔵されているそうです。現在は「角屋もてなしの文化美術館」として
一般公開中でしたので中に入って見ました。

台所の奥にあるのが下駄箱で靴を脱いで上がります。


庭にある松は「臥龍松」と呼ばれ、龍が天に昇っていくような姿をしていることから
その名がつけられたらしいです。歌川国貞や広重の浮世絵でもこの松は描かれて
いるそうですよ!



幕末の文久3年9月18日夜、新選組初代局長・芹沢鴨と新選組は、
この「松の間」で酒宴を催していました。その後、帰宅した壬生の屯所
「八木邸」で芹沢鴨は寝込みを襲われて殺害されます。
松の間での宴会が最後の晩餐でした。

幕末には西郷隆盛など倒幕派志士の会議や新選組の宴会に使われ
ある日、新撰組がつけでお酒を飲もうとして断られ、そこで暴れた際に
ついたという刀傷らしいです。
もう少しこの界隈を散策したかったのですが時間切れとなりましたので
会合場所に移動して夕方までじっくり勉強させていただき、その後は
お疲れ様の懇親会に参加してきました。

中京区木屋町三条にある「京の焼肉処 弘」に行きました。
店の入り口まで続くこの道がまた素敵なんです。

常連さんでしょうか、セレブ臭漂う若旦那風な方が颯爽と
中に入っていかれました。

おいしかった! ごちそうさま!!

久しぶりの京都でしたが有意義な出張となりました。


